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熟練の職人によるBearChair(ベアチェア)のリペア
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「ハンス・J・ウェグナー」ヴィンテージ ベアチェア
~北欧名作家具の技術を継承する職人が手作業でリペア~
世界的に著名なデンマーク人デザイナー、ハンス・J・ウェグナー代表作のベアチェアです。ゆったりと掛けるためにデザインされており、包み込まれるような座り心地が特徴のイージーチェアです。ウェグナーがデザインしたイージーチェアの中で最も安楽性が高いと言われています。ベアチェアという名の通り、熊が手を広げて立っているように見える愛きょうのあるフォルムが特徴です。
デンマーク名作家具の技術を継承するキタニの職人が、分解から張り、完成まで全て手作業で再生しています。
デンマーク名作家具の技術を継承するキタニの職人が、分解から張り、完成まで全て手作業で再生しています。
熟練の職人によるBearChairのリペア
Kitaniのリペアは、椅子自体をオゾン殺菌するところからはじまります。オゾンで殺菌された後、木部フレームの状態まで戻します。フレーム自体の補修・補強から修理を行うことで、また長い時間の使用に耐えうる椅子となります。背クッションには43個ものポケットコイルもが使用されています。ヴィンテージのベアチェアは個体差があり、それぞれの個体に合わせて獣毛と麻の繊維を補充します。また、現行品のベアチェアより全体的に肉が厚く、Kitaniのリペアもボリューム感を持たせて仕上げられます。肉厚でボリューム感のあるベアチェアは、ベアの名にふさわしい頼もしさと安心感があります。座りながら、背後から守られているような安心感は、ベアチェア以外ではなかなか感じることができません。
古いコンディションの状態のベアチェアを、当時の作業工程を逆回転させるような順序で分解していきます。 |
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土手積み工程は張り上がりの状態を左右する大事な工程です。型崩れしないようにセール糸で締めます。 |
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ベアチェアの座り心地は背クッションのコイルスプリングが体を支えてくれるからです。 |
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ベアチェアの背の形状はボタン止めによって微妙なラインが形成されます。職人の技量が問われる重要な工程です。 |
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表面のくるみボタンを背裏で固定します。ひものひっぱり加減で背のラインの完成度が決まります。 |
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最終工程はすべて手縫いで仕上げます。ベアチェアは手縫いだからこそ、優しく包まれる座り心地になります。 |
BearChairリペア例
2016/05/02 |